舌は歯間に並ぶ口臭発生部位!口内ケアで必須の場所

口臭予防に欠かせない歯みがき

朝晩、歯みがきをするのは当たり前のことで、最近では歯間のそうじをすることも当たり前になってきました。

今では各社からいろいろな歯間ブラシやようじなどの歯間ケア用グッズが販売されています。

ここをご覧の方は歯間までしっかりとケアしている人も多いのではないでしょうか? 

歯のケアはそれで十分かもしれませんが、口臭(口のにおい)に関してはそれでは不十分な場合があります。

なぜなら、口腔内の口臭発生部位として舌の表面が歯や歯ぐきとならんで重要であるからなのです。

この記事では、口臭発生源としての舌について詳しくまとめてみました。

唾液ためておく役割の糸状乳頭

口を開けて舌の運動

あなたは自分の舌を鏡で観察してみたことがありますか? なかったら今、鏡で見てみてください。

遠目には舌の表面は白っぽいだけに見えます。

でも近くでよく見てみると、表面はザラザラした小さな突起で埋まっていることがわかります。

これは糸状乳頭という突起で、舌の表面を一面に覆っています。

ところどころ赤いのは茸状乳頭といい、味を感じる味蕾を備えています。

発達した糸状乳頭を持つ猫の舌

猫に舐められるとザラザラして痛いですよね。

あのザラザラの正体が糸状乳頭です。

動物では餌を舐めてこそげ取る役目がありますが、人間の場合は突起のすき間に唾液を貯めておくことでドライマウスを防ぐ作用があるのです。

舌には食べかすが残る

食事をすると食べかすが歯と頬の間や歯間に溜まり、歯垢(プラーク)として付着します。

プラークは食べかすだけではなく、嫌気性菌の塊でもあります。

むしろプラークは70%が菌でできているといわれています。

歯と同じように舌の表面にも細かくなった食べかすが残ります。

先ほど紹介した糸状乳頭のすき間に、微粒子状になった食べ物のカスが入り込むというわけです。

そこで嫌気性菌が活発に繁殖して、プラークの一種である舌苔という白いぬめりのある膜状の物質となって、舌の表面を覆います。

舌は歯間に並び口臭が発生する場所

タンスクレーパーで舌みがき

舌苔では、嫌気性菌がそこに溜まった食べかすを材料に、口臭の元になる物質をせっせと作ります。

朝起きて一番に鏡で舌を見ると、白い粘っとしたものが舌の上を覆っているのを見たことはありませんか? 

あのぬめりのようなものが舌苔で、口臭の発生源となっています。

口内ケアは歯や歯ぐきのクリーニングだけでは不十分で、歯みがきの時に舌苔も一緒に取らないと口臭が残ってしまうのです。

ただし、舌が口臭のもとだからといって、舌そのものが白くなっている部分を一生懸命こそげ落とそうとしたりしないでください。

あれは糸状乳頭の先端が角質化したもので、舌苔ではないのです。

舌の白さが増している人は口の中が乾燥気味なために角質化が進んでいます。

あくまでも表面のぬめりの部分が舌苔ですから、舌を傷つけないようにやさしく舌苔だけを取り除きましょう。

糸状乳頭はそのすき間に唾液を貯めて、口の中が乾かないようにするのに重要な働きをしています。

強く舌をこすると唾液を貯める働きを悪くする以外に、味蕾を傷つけて味覚障害を起こす場合があります。

舌のクリーニングをする時は専用のタンスクレーパーを使って優しく行いましょう。

まとめ

口臭対策として、歯のケアだけでは不十分なことが分かっていただけたでしょうか?

しっかり歯間をきれいにしているから大丈夫だと安心していると、舌からの口臭が発生し放題になっていますよ。

忘れずに舌のクリーニングもするようにしましょう。

ドライマウスの人は唾液がネバネバしている上に、糸状乳頭が伸びてぬめりが取れにくくなっていますので、念入りなクリーニングが必要です。