口内炎があると口臭がきつくなるの?

口内炎が痛い女性

口内炎になったことがある人ならわかると思いますが、見た目の割に痛いんですよね。

人から見えない地味な病気の割に本人のストレスは相当なものです。

常にズキズキして、食事の時なんかは最悪。

治るまでは食事は苦行でしかないんです。

この口内炎、口臭と同じ口の中の出来事ですが、口臭に直接の影響はあるのでしょうか? 

まずは口内炎がどういう原因で起こるのかを調べて、口臭悪化の可能性を考えてみました。

口内炎といっても原因はいろいろ

口内炎の原因にはいくつかあって症状や経過には違いがみられます。

あなたの口内炎はどのタイプでしょう?

アフタ性口内炎
口内炎の原因としてもっとも多いアフタ性口内炎。
私たちが口内炎ができたといえば、たいていはこの口内炎です。
原因としてストレスや疲労による免疫力の低下ビタミンB2(リボフラビン)の欠乏によって起こりやすいと言われていますが、実際のところ詳しくはわかっていません。
白いクレーターのような潰瘍ができて非常に痛く、食事や濃度の濃い飲み物などが触れても痛みが出ます。
カタル性口内炎
よくあるのは自分で頬や舌の粘膜を噛んでしまった時、傷ついた粘膜がカタル性口内炎へと進行します。
赤くなったり水ぶくれのようになる場合が多いですが、もともとアフタ性口内炎ができる体質だとそのままアフタ性口内炎へと移行します。
入れ歯や矯正器具を使っている場合も当たる部分にカタル性口内炎ができることもあります。
ウイルス性、真菌性口内炎
ヘルペスウイルスによる口内炎や真菌の一種であるカンジダによる口内炎などがあります。
他に細菌による口内炎もあります。

口内炎の起きる状況は口臭が発生しやすい状況と似ている

アフタ性口内炎出典https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aphthe_Unterlippe.jpg

ストレスが唾液の口臭抑制効果を減少させる

口内炎の原因はいろいろありますが、普段、私たちが経験するのはアフタ性口内炎です。このアフタ性口内炎の原因をもう一度振り返ってみてください。

口内炎を起こりやすくするのはストレスと疲労

ストレスは緊張時口臭と同じく交感神経系を優位にします。

交感神経系が活発になるとサラサラだった唾液がネバネバに変わってしまいます。

口臭を作り出す嫌気性菌の数をコントロールしているのは、絶え間なく分泌される唾液が増殖を抑えて、洗い流してくれるから。

1日に産生される唾液の量をイメージ
唾液が十分なら口臭をシャットアウトできる!3つの重要な作用

ストレスによって唾液が粘つき、分泌量も減って、唾液の洗い流しがうまくできなくなります。

この唾液の循環がうまくいかなくなるということは口臭が発生しやすくなるということです。

ストレスは免疫を低下させ口内の嫌気性菌を増やす

また、ストレスと疲労は体の抵抗力を奪ってしまいます。

当然、口の中の細菌も免疫の力で抑えられていますから、その力が弱くなってしまうと細菌が繁殖しやすくなるのです。

そのため、ますます口臭が悪化する原因になってしまいます。

以上のように、アフタ性口内炎が起こっているとき、

  • 唾液の減少
  • 免疫の低下

という2つの面から口臭が悪化する可能性が考えられます。

口内炎の要因としてストレスがあるのならば、口臭も同時に増加していると考えて間違いないでしょう。

また、冒頭でも述べたように、口内炎自体がさらなるストレスの素になるので、さらに口臭悪化が進むかもしれません。

おまけに、口内炎の部分は化膿も起こっていますから、炎症がひどければ化膿性の口臭もプラスされることになります。

まとめ

口内炎が直接、口臭の原因になるのかと考えると、よほど細菌が感染して化膿しているような状態にでもならないかぎり、そうはならないでしょう。

しかし、口内炎をできやすくする要因であるストレス疲労があるのなら、それらが口臭を悪化させるということは十分に考えられます。

口内炎を予防するために歯のケアをしっかりすることや栄養や休息を十分取ることは、直接、口臭の予防にもなります。

つまり口内炎ができやすい人にとっては、口内炎と口臭の予防は表裏一体と考えることができます。

口内炎予防のために何も特別なことをする必要はありません。

口臭の予防を心がけた生活は口内炎の予防にもつながっていくでしょう。