知っていますか?「ダイエット」と「口臭」の意外な関係

口臭にも関係するダイエットのイメージ

グルメ全盛の現代では誰もがカロリーを取り過ぎる傾向にあります。

世の中にはいろいろな美味しいものがあふれていて、その誘惑を断ちきるのは難しいですよね。

テレビをつければやたらとグルメ情報が多く、それに釣られてあれこれ取り寄せてみたり、食べ歩いてみたり。

ちょっとのつもりがたくさん食べてしまい、あとで体重計に乗った時に後悔したことが何度となくあります。

心を入れ替えて、ダイエットを決心したのなら気をつけないといけないことがあります。

実は、ダイエットは口臭を発生させることがあるのです。

無理な食事制限はNG

グリコーゲンをエネルギーにする肝臓

人間の体は普段、主に糖質をエネルギー源として利用しています。

吸収した糖質の余った分は、肝臓でグリコーゲンとして貯蔵されて予備のエネルギーとして蓄えておきます。

貯蔵されたグリコーゲンは必要になった時に、糖に変えられてエネルギーとして利用されるのです。

では、グリコーゲンを使い切ってなくなってしまったらどうなるのでしょう?

糖に代わるエネルギー源

自律神経の乱れが口臭の原因になるイメージ

脳は常に大量のエネルギーを必要としますので、エネルギーの枯渇は大問題です。

人間の体はよくできたもので、代わりのエネルギー源をちゃんと用意してあります。

ひとつは脂質で、もう一つはタンパク質です。

実際には糖質が完全に無くなるまで代わりを使わない訳ではなく、糖質がある程度不足した段階で脂質がエネルギー源として使われ始めます。

ニオイの元はケトン体

ダイエットで空腹のイメージ

ダイエットをすると糖質が足りなくなりやすく、その結果、脂質が使われることが多くなります。

脂質は代謝されるとケトン体へと変わり、エネルギーとして使われます。

無理なダイエットや糖質制限をしていると、エネルギー源として糖質からケトン体への切り替えが強く起こります。

実はこのケトン体が口臭の元だったのです。

ケトン体のニオイは甘ったるい感じのニオイで、よく腐った柿のニオイと例えられます。

甘ったるいといっても尿のニオイに近く、いいニオイではありません。

もう一つある口臭の原因

ダイエットをして空腹状態にあると、唾液の量が減ってしまいます。

そのため唾液はサラサラからネバネバになり、口の中の環境をいい状態に維持できなくなります。

唾液の循環作用が上手く働かなくなると、口の中の細菌が増えて口臭が強くなります。

口臭を産生する嫌気性菌

無理なダイエットはこのような仕組みで口臭の原因となるのです。

最近、流行りの糖質制限ダイエットは特に注意が必要ですね。

ダイエット以外で同じような口臭がする場合

ケトン体による口臭というのは、ダイエットの時ばかりとは限りません。

ダイエット以外にも、ケトン体による甘ったるい口臭がする場合があるのです。

空腹時の口臭

空腹時の口臭はダイエットの時と同じ理屈です。

すごくお腹がすいてくるとエネルギー不足になり、糖質の代わりに脂質がエネルギー源として使われ始めることがあります。

知らない間に、このニオイを嗅いでいるかもしれませんね。

糖尿病の時にもケトン体が出ることがある

糖尿病になると、いくら食べても糖が尿とともに出ていってしまうので、エネルギーに使う糖が足りなくなってきます。

ひどい糖尿病になると、代わりのエネルギーとして脂質からどんどんケトン体が作られるために、独特の甘ったるい口臭になります。

もしあなたが特にダイエットをしていないのに、そして特に空腹でもないのに甘ったるい口臭があって「最近体がだるいな」と感じているなら、それは糖尿病になっているのかもしれません。

まとめ

カロリー過剰気味の現代では、ダイエットは永遠のテーマです。

健康のために太り過ぎはよくありませんが、過激なダイエットもよくありません。

健康と口臭に注意して安全なダイエットを心がけましょう。